日々徒然Highmount

Highmountが感じたこと、興味をもったこと、やってみたこと、ひたすら書き込んでみる。

「シュヴァルツェスマーケン」がdアニメストアで配信してた。

マブラヴ オルタネイティヴ」のスピンオフ作品として、トータル・イクリプスとシュヴァルツェスマーケンという2つの作品が存在している。*1

トータル・イクリプスはかつてアニメ化され、前期OPの倖田來未「GO TO THE TOP」がなにかとネタ扱いされたり、アニメとしての出来も正直言うとアレだったりと、シリーズファンを残念ながらガッカリさせることとなった。
後にPS3など、更にその後にPCでも発売されたトータル・イクリプスのゲーム版では、アニメ版のその後の話(ちなみにアニメ版は終盤シナリオが本来のシナリオから若干変更されている)があったわけで、ユウヤと唯依が○○○○だったとか、ラトロワ中佐とジャール大隊が○○○○○とか、クリスカが○○○○○○とか(泣)、不知火・弐型の○○○○○とか、まあそれはもういろいろあったわけだ。*2
アニメ版はさんざんだったけど、個人的には本編よりもトータル・イクリプスのほうが好きだと思ってる。

で、シュヴァルツェスマーケンもゲーム化とアニメ化が発表され、1月からアニメ版の放送が開始されている。
かつてトータル・イクリプスの放送を行った局でシュヴァルツェスマーケンの放送を行わない局が複数あり、そのおかげで地上波放送を見られないと諦めていたのだが、いつの間にかNTTドコモのdアニメストアで配信が始まっていた。

取り急ぎ、現在放送済みの第4話までの視聴を済ませた。

シュヴァルツェスマーケンは原作小説を敢えて読んでいない。
しかしどんな話かは一応シリーズのファンとして押さえてはいるのだけど、リィズのあのシーンとか、シルヴィアのあのシーンとかはどうするつもりなんでしょうねと。*3

ところで、トータル・イクリプスではテロリストの指導者(マスター)役だった鈴村健一が、シュヴァルツェスマーケンでは主役のテオドール役というのも、なんか凄いことになってるなと。
確か、テオドールの将来の姿がマスターという仮説がファンの間にはあるようだけど、根本的に年齢が合わないでしょ?と思いつつ、20年は経過していないので、ギリギリ辻褄は合う話ではあるかもしれない。

第1話からいきなり光線級吶喊(レーザーヤークト)を入れてきたり、対BETA戦が多いのは、東独の最前線が舞台であるから、後方のトータル・イクリプスよりも多くなるのは当然として、BETAの動きが明らかに進化している。
トータル・イクリプスのときは取ってつけたように動くのがそれだけで違和感だらけだったが、シュヴァルツェスマーケンではBETAだけ浮いてしまっているということがないところには好感を覚える。
もっともこの点については、戦術機にも同じことが言えるんだけど。

展開が早いように思うけど、どうやら1クールで話を詰め込む気でやってるようなので、かなりストーリー的に端折るのではないかと思われる。
イングヒルトがいきなり死んだのも、もともとカティアを出すために早く死ぬキャラだったにせよ、この駆け足展開の影響を受けたような気も……

戦術機は戦術機で、MiG-21バラライカがまたよく動くこと。
事実上のベース機であるF-4ファントムより、装甲を薄くした代わりに機動性を強化したという設定は知ってるけど、それにしても機動性良すぎるでしょ。
あれだけ動くなら、ある意味第三世代機の不知火や武御雷、ラプターは過剰性能ということにならないのかと。
とはいえ、オルタ本編では武御雷の性能なしにはオリジナルハイヴ攻略は不可能だったという設定もあるようなので、まあそこはどこかで辻褄が合うのかもしれないが。
そういえば、アネットだけ長刀を使ってるが、形状からして、統一中華戦線の77式近接戦闘用長刀かな?*4

本作には西独軍トーネード、米軍のトムキャット*5、イントルーダーも登場。
既にシュタージのMiG-23チボラシュカも出ているし、OP映像にはMiG-27アリゲートルも出てきているので、今後もいろいろ出てくることを期待したい……が、そもそも舞台が80年代前半なので、登場する期待はそもそも限定されるんだけど。

さて、今後はどうなるやら。

 

*1:ここでは本編外伝系は敢えて割愛し、本編と交錯しないものに限定する。

*2:この件についてはネタバレは本意ではないので、気になる方は是非ゲームをやってほしい。

*3:シルヴィアの話は外伝なので、本編に盛り込まない事はできるだろうが……

*4:トータル・イクリプスでは統一中華戦線の殲撃10型が使っていた。日本帝国の74式近接戦闘用長刀とは刃の形状が違う。

*5:改良型のスーパートムキャットはトータル・イクリプスにも登場してる。