日々徒然Highmount

Highmountが感じたこと、興味をもったこと、やってみたこと、ひたすら書き込んでみる。

Mac Pro Early 2008を勢いで買ってしまった。

以前、格安のサーバを購入し、クライアント端末に仕立てて使ってみようかという話を書き込んだことがある。

highmount.hatenablog.jp

 このときは富士通PRIMERGY TX1310 M1のOSレスモデルを購入し、各種パーツを組み替えつつ、クライアントOSを入れて使ってみることを想定していた。

が、その後PRIMERGYの格安販売がしばらくなくて、最近は再開されているものの、以前ほど安くないのもあって、興味が薄れつつあった。

それとほぼ同時期に、Macのデスクトップ機が欲しいという思いを抱くようになった。
MacBookを一応3台も持っているし、MacBook Pro Mid 2014を主力に据えつつ、MacBook Late 2009*1をサブとすることで、割とハイスペックなもので環境を構築できているとは思っている。
とはいえ、それらノートの母艦となる、データ保管兼重処理用のハイパワー機が欲しいというのが本音。
Windowsでそういう母艦機を持たなかったのは、色々とめんどくさがっているうちに機を逸してしまっただけのことだったり。

最初はiMacの購入を考えたが、iMacだと分解が大変なので、購入後数年経って部品のアップグレードをすると考えるとあまり現実的ではないように感じる。
Macの場合、そんなことするよりは短いサイクルで買い換えてしまったほうが割がいいのかもしれないが、もともと貧乏性で1台買ったら長く使いがちなので、あまり一体型機との相性が良くないのかもしれない。

Mac miniも考えたが、時期を下れば下るほど分解が面倒で、かつ拡張性もそれほど高いわけではない。
しかしHDMI接続で、自室テレビ(東芝レグザ)に繋いでおけるというのは、結構魅力的でもある。
そう思って中古を探してみたが、結構タマがない上に、思っていたより高い。

さてどうしたものかと思っていたとき、ふと思い出したのが、前述の格安サーバをクライアントに仕立てる企画。
流石にサラのサーバを使うと費用が嵩むが、今回はMacのデスクトップ機を求めていることと、サーバ級の処理能力と考えたら、Mac Proしかないじゃないか。

調べてみると、初代Mac Proが思っていたより安いので、これに狙いを定めようかとしたが、更に調べると、こいつは32bit EFIとのことで、OSがLionあたりまでしか入らないのだという。危うく初代MacBookと同じ過ちを繰り返すところだった。
そこで調べると、本当ならEarly 2009以降のものが良さそうだが、思っていたよりも更にお高いので、妥協してEarly 2008に目星をつけることに。
こいつなら64bit EFIになっているので、El Capitanも走るのだ。

ヤフオクを見て回るが、どうも巡り合わせが良くないようで、相場よりも安く終了したものは見逃し、目星をつけたものは競り負ける。
やはりもともとが高額なワークステーションだし、なかなか分が悪いかなと思っていたところ、ジャンク品扱いの出品に目が留まった。
なんでもパスワードがかかっていて使えないからジャンク扱いとのこと。
MacBook Late 2009を買った時も同様の文句で相場よりも格安で落札してみたら、メモリ増設+SSD換装済み、しかも元のユーザーのアカウント情報が残っているだけで、どのみちいちどクリーンアップしてしまうのだから関係ない、という大当たり物件だったのを思い出す。
ダメもとで入札してみたが、やはり時間ギリギリになって釣り上がる。予算ギリギリのところで最後のダメもと入札をしたところ、予算上限に達することなく落札することができた。

で、落札した後に気付いたが、長らくノートPCしか使ってこなかったのが災いして、DVI-Dポートを持ったディスプレイなんてこれまで所持したことすらない。
今あるのはThinkPadのサブモニターとして使っている古い液晶ディスプレイと、前述の東芝レグザしかない。
DVI-D-HDMI変換コネクタもしくはケーブルが有るなら、とりあえずそれで急場をしのごうと、じゃんぱらに行ってみたところ、DVI-D-HDMI変換ケーブルが売ってるじゃないか。
早速これを購入し、キーボードもMac用ではなく、Windows用の格安USBキーボードを購入。*2
マウスはとりあえずWindows用の有線マウスで立ち上げたあと、以前じゃんぱらで購入したMagic Mouseを使えるようにすればいいということで今回は新規に購入せず。

到着は週末休みの間と思っていたら、思いのほか早く到着したので、早速動作チェック。*3
やはり前回のMacBook同様、以前のユーザーのアカウント情報が残っているだけ。
ググれば出てくる程度のパスワード書き換え手段でとりあえずログインできるようにして、ログイン後システム構成を調べてみると、今回もまた当たりだと判明した。
メモリは8GBプラスで増設されており、HDDも1TBに換装されている。Wi-Fiがついていないので、有線LANが必須になってしまうのは置き場的に辛いが、ハード的な不具合は認められない。
光学ドライブの挙動がやや怪しいが、これは標準のATAPI DVDマルチドライブから、SATA接続のドライブに換装を目論んでいるので、とりあえず前面シャッターの動作が正常であればそれでよしとする。

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古いユーザーアカウントと残留しているファイルは削除して、間に合わせで自分のログインアカウントを作成、動作確認がてら少し使ってみると、さすが8年前の旧型とはいえXeonプロセッサ2.8GHzクアッドコアの2基掛けだけあって、異様に動作が軽い。
これでSATA-IIだとか、メモリの動作クロックが800MHzだとか、にわかに信じがたいくらい快適。

とりあえず一度HDDをクリアして、El Capitanをインストールしたいんだが、手持ちのUSBインストーラの中身がぶっ壊れてしまったようで、MacBook側からインストーラを消してしまったこともあり、再度ダウンロードして作成し直すことに。*4
今はこの記事を書きつつ、インストーラの作成完了を待っているところだったり。

もともと時間をかけて徐々にカスタマイズするつもりだったが、思っていた以上に交換箇所が少なく、費用がかからなくて済みそうなので、プランを前倒しできるかもしれない。
ビデオカードを標準のRadeon HD 2600から、搭載可能らしいGeForce GTX系への換装や、ストレージ系の強化などが思っているよりも前倒しできれば、結構楽しむことができるかもしれない。

*1:買った時から128GB SSD×2搭載、メモリ8GBへ増設済みというカスタマイズ品だった。

*2:家にあればそれを使うのだが、引っ越しの時に処分してしまったので。

*3:ガワに多少傷はあるが、まあ相場より安く入手したのだから贅沢は言えない。

*4:回線が遅いので6GB超のダウンロードはちょっとしんどい。