Xperia Z5まもなくお別れだけど。

Xperiaアンバサダープログラムのモニター企画で借用中のXperia Z5だが、この２週間、仕事が忙しくて実はあまり触る暇がなかった。
触ったら触ったで、すぐに熱を持ってしまうのが億劫で、なんとなく避けている感もなきにしもあらずなのだけど。

しかし気がついたら、貸与期限もあと数日。
そろそろちゃんと触っておかないと*1さすがにまずいなと。

幸い、mineoからarrows M02がauのMVNO専用VoLTE SIMとともに届いたので、早速VoLTE通話試験をしてみる。

VoLTE通話の際はHDの表示が出るとのことなので確かめたところ、確かに双方の端末にHD表示が出ている。

現在他キャリア間のVoLTE通話はできないが、同じネットワークに属していればMNOとMVNO間ではVoLTE通話が成立する模様。
確かに音質はクリア。というか、auの3Gにおける通話品質はお世辞にもクリアとは言えなかったので、格段に音質が良くなっているといえる。

通話画面のレイアウトは、Xperia Z3世代以降を知らない身にとってもそれほど戸惑うことはないが、左上に表示されているボールはなかなか便利そう。

 上のスクリーンショットをPCに転送するため、Dropboxにログインしようとして気づいたのが、PoBox Plusの使い勝手の向上。

これまではなんとなく使いにくくて、すぐに別のIMEに入れ替えてしまっているPoBoxだが、細かな使い勝手の面が改良されているようだ。
キーレイアウトの変更が簡単にできるようになったのは割と有り難かったりする。

さて、やはりカメラ性能についても触れておかなければいけない。
本当ならいろんなシチュエーションで撮影比較をするべきなんだろうけど、それは得意そうな他のテスターにお任せするとして。
取り急ぎ即興で撮影した写真で見比べてみることにする。

被写体は自室のカーペットの上に置いたarrows RM02とarrows M02。
これを選んだのは、結構写真によって色味が違って見える感じの色なので、どのような違いが出るのか純粋に興味があった。
なお比較はXperia Z5、ARROWS NX F-04G、iPhone 6と、Xperia同士の比較サンプルとして、Xperia ZL2も持ちだしてみる。
いずれも設定は普段使っている設定からほぼいじらず、さっと取り出して撮るという状況を想定しておく。

あれ？思っていたよりも仕上がりが暗い。
蛍光灯の下なので、青みがかるのは想定していたけど、思っていた以上に青みよりも全体の暗さが気になる。

ただカーペットの色や端末の色の再現は、蛍光灯の下であることを差し引けば結構いい感じに思える。
端末の光沢感の再現性は一番優れているか。
メリハリ強めに映るのは、なんというかソニーらしい絵作りだと思う。

F-04Gは富士通製端末の例に漏れず、あまりカメラの調整幅が広くないので、本当にカメラの撮れるがままに任せる感覚が強い。
端末の色味の再現性はZ5に次ぐ感じでまあいい感じに見える。
見え方は比較的ナチュラルだけど、肉眼で見た絵と比較した再現性ではZ5に一歩譲るか。

意外に仕上がりが良くなかったのがiPhone 6。全体的に色が抜けているというか、ノイジーというか。
風景撮りではいい絵が撮れる印象だけど、室内のブツ撮りはあまり向いてない？

ただ端末の光沢感やラメ感の再現性は、色味を除けば肉眼に一番近いかもしれない。

Xperia ZL2はZ5に似た感じの仕上がりだろうなと思っていたが、案の定ちょっと暗め。
色味は、実はこれが一番再現性がいいような気もする。

4枚見比べて思うのは、メリハリくっきりな絵作りはやっぱりソニーっぽいという印象を強くする一方、カーペットの毛の映り方などでZ5が一番良く見えるという印象。
この4枚に限定すれば、Z5はちょっとくっきりし過ぎなので、F-04GかXperia ZL2の写真を選ぶと思うが、Z5の仕上がり方を見ると、屋外写真での仕上がり具合や動画での仕上がりを期待させる感じ。

実は、ここまで書いて、実はカメラは言うほど良くなかった、と書く結果にならなくてよかったと思っている。
Xperiaのカメラには、過去に何度か裏切られてきた感じもあるので。

撮影テストの際には発生しなかったが、使用中にちょいちょい熱を持ってしまうことがあり、この辺はやはりSnapdragon 810の宿命なのかなと感じている。
F-04Gよりも素材のせいで直に熱が肌に突き刺さる感じで、より熱いと感じてはいるが、冷めるのも早いのでまあいいとしようか。

残りの時間で、外に持ち出すチャンスとかあればいいんだけども。

*1:別に触ってないわけでもないが……