初代MacBook(Early 2006)にUbuntuをぶっこんでみた
CPUがCore Duoで、OS X Lion以降のOSがインストールできなかったり、32bit OSであるが故に64bitに移行したアプリが利用できないなど、いろんな理由で使いにくく、買ったはいいがお払い箱寸前だった初代MacBook(Early 2006)
せっかく買ったものをムダにするのも嫌だったので、親指シフト練習機として運用していたわけだけど、練習する時間を取れなくなってたり、MacBook(Late 2009)にも親指シフト環境を入れてからはますます利用頻度が下がってきた。
うちの場合他にもMacBook Pro(Mid 2014)もあるわけで、このままでは浮上の芽なんてないわけで*1
セキュリティ的な意味でもOS X Snow Leopard(10.6.8)で留め置いたまま利用するのは限界があるので、何かしら方法はないかと思っていたけど、ふと「いっそのことLinuxを入れたらいいんじゃ……」と思った。
インテルMacであれば、32bitのLinuxが問題なく動くのではないかと。
調べてみると、勿論MacにLinuxを入れている人はいて、OS Xとデュアルブートで運用している人もいる。
シングルでLinuxを使ってもいいかもしれないが、やはりOS Xが動く環境そのものは残しておきたいので、デュアルブートでの環境構築を目指すことに。
調べてみると、rEFItというブートマネージャを入れる方法が紹介されていたので、HDDの領域確保後、インストール。
その後USBブート用のメディアを作成しようとしたのだけど、様々な方法を使ってもいっこうに成功しない。
さすがに困ったので、古いディスクを漁って何か使えるものがないか探してみたところ、Ubuntu 12.04 LTSを焼いたディスクが出てきた。
この頃は32bitのライブCDのISOイメージしか落とさなかったので、ちゃんとブートさえできればいけるかなと。
恐る恐る起動を試みたところ、あっさりと起動。もっと早くやっておけばよかった。
確保しておいた領域にインストール。grubもここにインストールする。*2
インストールが完了して再起動すると、意外とあっさり起動してしまった。拍子抜け。*3
が、12.04LTSのままにしとくわけにもいかないので、そのままアップデート開始。
まずは14.04LTSにアップデートしたところ、アップデート作業中に大量のエラーメッセージが発生し、アップデート完了後に再起動すると立ち上がるなりエラーが出まくる状況。
そのまま14.10にアップデートしたところ発生するエラーが減り、更に15.04にアップデートしたらとりあえずエラーが出ることはなくなった。
このエラーはMac固有のものなのか、それともUbuntu全般の不具合だったのか。
最初のアップデート時のエラーでIMEが無効になってしまったので、セットアップを行いようやく使えるようになった。
これで一応最新のOSを適用できるようになった。
また、日本語入力システムのAnthyは親指シフト入力に対応しているので、親指シフト練習機としても引き続き利用可能。
英数キーを入力切替に割り当て、スペースキーとかなキーをそれぞれ左右のシフトキーに設定。
しかし既定以外のNICOLA配列にしようとすると入力がおかしくなってしまうため、orzレイアウトを設定できないかもしれない。そもそも設定方法を探さないと。
Core 2 DuoのMacとはまた違う方向の活用法を駆使する必要があるので、これはこれで面白い。
Windowsマシンもそうだけど、これが型落ちマシンを再生させる醍醐味といえるだろう。