日々徒然Highmount

Highmountが感じたこと、興味をもったこと、やってみたこと、ひたすら書き込んでみる。

模型製作 アカデミー 1/35 マガフ6B ガル・バタシュ

同じ姿勢のまま数時間ぶっ通しの作業を続けていると、さすがに腰や背中にかなり負担をかけるようで、製作開始まで少し時間があいてしまったが、無理をしない範囲で数日後に少しずつ作業を進めることに。

次の題材はいよいよ本命のアカデミー 1/35 マガフ6B ガル・バタシュ。

とはいえ、BT-42の作業がある程度片付いたのが1月中旬、マガフ6Bの作業を始めたのが1月下旬のこと。組みあがったのが2月半ば前だったので、半月近くかけてしまったことになる。

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パーツリストを見ると、相変わらず使用しないパーツが多い。
それに、なんとなく見覚えのあるパーツ配置が……

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マガフ7Cと同じ車体パーツ。ちなみに真ん中のスイッチ穴を塞ぐパーツが車体端についているが、ガル・バタシュではこれを使用しない。
うっかり付けてしまって後から大変な思いをすることになった。

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ガル・バタシュはM60A1/A3タイプの砲塔に複合装甲を被せる形であるが、マガフ7CのキットのようにM60砲塔に装甲パーツを被せる作り方ではなく、下半分は新規造形になているが、実はこれのせいで、砲塔後端が車体に干渉するという問題が発生する。
素直にタミヤの砲塔パーツをコピーして、被せる装甲パーツだけ新規造形にすればよかったのに……

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あちこちにM48/M60からの流用パーツが。

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ガル・バタシュ専用パーツのランナーはちゃんとこの表記。

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マガフ7Cでも苦労した細かいパーツの組付け作業。
車軸(B3)をランナーから取り外す前にB37を付けちゃったほうが楽ということに気が付いた。
ちなみにこの作成の頃は流し込みタイプの接着剤を使用していないのだけど、たぶんこういう作業は流し込みタイプのほうがスムーズに進むと思う。

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先ほどのスイッチ穴を塞いではいけないという理由はこちら。底部増加装甲を取り付ける際の位置決め穴になっているのだ。

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マガフ7Cとは似て非なる増加装甲。

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フェンダー部にあるこの傷のようなマーキング、本当に傷なのかと思ったらそうじゃなく。

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増加装甲パーツやサイドスカートのステーを取り付けるための位置決めマーキングなのだ。

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前回の反省を踏まえつつ……とはいえマガフ7Cとは似て非なる部分が結構あるので、前回の反省が思っていたよりも通用しない。

そんなこんなで苦労しつつなんとか車体はおおむね終了。
サイドスカートは形状そのものがマガフ7Cと違っていて、むしろこっちのほうが組みやすかった気がする。

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砲塔の製作を開始。M60A1/A3そのままの上部パーツと、新規造形の下部パーツを結合。

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途中までは宇宙船っぽい。*1

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装甲が付いてくるとだんだん戦車っぽくなる。

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主砲防盾までつけて車体に乗せてみる。
防盾は2種類から選べるっぽいが、ディティールが多めのこっちをチョイスした。

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途中の写真を撮り忘れているがひとまず完成。
マガフ7Cとは違う複合装甲、まるでメルカバMk.III/IVのような*2形状になった砲塔、写真で見てもいまいちよくわからないガル・バタシュの形状をようやく理解することができた。

イスラエルお得意の戦車魔改造を通り超えて、もうこれは別物と言っていいんじゃなかろうか。
メルカバの配備が進んで、マガフはショット(センチュリオン)に代わって予備兵器扱いの戦車になっているそうだけど、ここで蓄積されたノウハウは輸出用のサブラへ引き継がれて、サブラ Mk.IIという改修パッケージがトルコで採用、M60Tとして配備されていたりする。

M60TはM60A1/A3の砲塔に増加装甲を被せるという点ではガル・バタシュと一致しているものの、装甲形状はまた別。搭載するエンジンもドイツ製のパワーパックになっていたり、履帯はトルコで運用しているレオパルト1と同じものになっていたりと、これはこれでまた魔改造感がすごい。

閑話休題

これで当初の目的は果たしたはずなのだけど、完成を目前に次に作る予定のキットが積まれているわけで、もはや沼に足を突っ込んだのは間違いなさそうだ。