模型制作 アカデミー マガフ7C
2018年一発目のプラモデル製作は、年末に購入したプラモデルのうち、マガフ7Cを制作することにした。
年始早々こんなことしてると、今年はこんなことばっかりしそうな気もする。
キットは韓国のアカデミー製。前の記事でも書いたけど、タミヤのモデルを一部コピーしてる疑惑があるとかないとか。
疑惑の真偽はともかく、そういう視点で見比べてみるのもまあ面白いのかなと。
さて、マガフ7Cについても軽くご紹介。
イスラエル国防軍がアメリカや西ドイツから仕入れた、あるいはヨルダンの車両を鹵獲したM48/M60を独自に改修*1したのがマガフ。
そのうちM60をベースとした車両がマガフ6やマガフ7で、マガフ6(M60無印ベース)を改良し続け、6R、6Mを経て、複合装甲を搭載するマガフ7に至る。
初期のマガフ7(マガフ7A)を改修したのが、今回制作するマガフ7C。
エンジンの強化と、楔形の複合装甲へ変更された車両で、M60無印ベースとしては最終タイプにあたるらしい。
余談ながら、M60A1RISEをベースにしたのがマガフ6B。これを更に改修し、7Cと同じエンジンと、7Cとは違う楔形複合装甲を装備するのが、マガフ6B ガル・バタシュ。
7Cよりもガル・バタシュのほうが後のモデル。
パーツ分割は確かにタミヤのM60に似てる気がする。
とはいえ、マガフのための追加パーツも当然ある。
てか、軽く見ただけでも、明らかにこれ使わないよねというパーツが。
使わんパーツめっちゃあるやん……*2
明らかに室内パーツがつきそうなスペースと、謎のプラスマークとマイナスマーク。
やっぱりこれって(ry
足回りの制作で、タミヤのM60A3はここ一体成形だったけど、ディティールを細かくするためか、はたまた一体成形する技術がなかったからか、別体パーツになってるので、異様に時間がかかる。
まぁ、目立たないけどディティールは細かくなるよね……*3
作ってる内容はM60A3のときとあまり変わらないのに、1時間くらい余分にかかってる。
やっと車体上部の制作に入れる……
M60と比較するとかなり変わってるので、ここも結構時間がかかる。
ここでもタミヤだと一体成形だったところが別体になってるのがあって手間が増える。
この時点で履帯を付けているが、これは車体の上部をかぶせてしまうと、履帯脱着が面倒になってしまうので先に付けてしまった。
しかも付属のベルト履帯は根本的に長さが足りていないので、結合部分で余分を取って、ホチキスで留めてしまった。
結合部分はサイドスカートで隠れる部分にしてしまえば目立たない。
このへんの違いがM60であってM60ではない、マガフという魔改造戦車。
サイドスカートの固定に結構てこずる。
ここまでで4時間半くらいかかっていて、長い時間同じ姿勢だったせいで腰を痛めてしまって、数日制作を中断。
数日後、腰の痛みが治まってから、一気に作ろうとせずに少しずつ作るつもりで砲塔制作に着手。
M60無印の亀甲形砲塔に楔形の複合装甲をかぶせるという、実車っぽい制作プロセスを経る。
ウルダンキューポラが細かいので、主砲を組み込んだところで作業を中断。
M60A3と並べると、砲塔が無印の亀甲形か、A1/A3のロングノーズ砲塔かの違い以上に、車体の造作がかなり違う。
更に数日後、やることはあったんだけどそっちの進捗が非常に悪くて、現実逃避リフレッシュのために砲塔の制作を再開。
予想通りウルダンキューポラの制作は結構時間がかかってしまったので、前回やらなくて正解だった。
楔形複合装甲を組み込むと、一気にSF感が出るというか、本当にM60の亀甲形砲塔がベースなのかという外見になる。
後ろはちゃんと原形を留めてる。
やっと完成。途中からもう確認してないけど、多分総制作時間は6時間じゃ効かない。
思っていた以上に大変だったけど、M60A3を最初に作ったおかげか、おおよその流れは前回と同じで戸惑うことは少なかったと思う。
一度マガフ7Cを作ったので、マガフ6B ガル・バタシュを作るときはもう少しうまくやれるだろうと思いたい。
M60系ばかり作るのもそれはそれで楽しいものの、そろそろ他にも手を出してみたいと思いつつ、今から置き場に困っている。