日々徒然Highmount

Highmountが感じたこと、興味をもったこと、やってみたこと、ひたすら書き込んでみる。

ときどき模型を作りたくなる(前哨)

ときどき、なぜか無性に模型を作りたい思いが強くなる。
定期的にそういう思いが沸いてくるのではなくて、割と唐突にそういう感じになる。
最近そういう思いに囚われて手を出したのはガンプラとか、キャラクター系のものが多くて、スナップフィットモデルが多かった感じ。

しかし今回は珍しく、スケールモデルを作りたくなった。
スケールモデルは接着剤を使わなくてはいけないのもあり、極力避けてきたんだけど、今回はどうしても手を出したい。

最後にスケールモデルに手を出したのはいつだったか……と思い返すと、多分10年くらい前に戦闘機を作ったのが最後ではないか。
今回作りたい、戦車のプラモデルを最後に作ったのがいつだったか考えてみると、多分小学生のときに陸自74式戦車を二度ほど作ったのが最後ではないか。*1
それ以後は何度か戦闘機を挟みつつ、ガンプラとかパトレイバーとか戦術機とか、そっち方面ばっかり手を出していたような。

今回なんでスケールモデル、しかもこれまでほとんど手を出していない戦車を作りたくなったのか、それにはちょっとした理由がある。

そもそもこれまでスケールモデルにあまり手を出してこなかったのは、接着剤の溶剤臭が苦手というのがある。
一時期化学物質過敏の症状が強く出て、溶剤臭で体調を崩すことがあって意識的に避けてきたというのもあったんだけど、もともとシンナー系の臭いがそれほど好きではなかった。
塗装をしたくても環境的に難しいし、作るだけでも接着剤の溶剤臭に悩まされるのが嫌で、これまでは接着剤がいらないスナップフィットモデルに向かっていたのかもしれない。

それでもなお今回スケールモデル、しかも戦車を作りたくなったのは、とある事情でイスラエル国防軍の装甲車両について調べたことであった。

もともとイスラエル国防軍というと、戦車魔改造の本場。
M4シャーマン魔改造したスーパーシャーマンが一番有名であろうが、イギリスのセンチュリオン魔改造したショット(ショット・カル)、その車台を流用した兵員輸送車のナグマショットやナグマホン、ナグマホン・ドッグハウスあたりはまさに「魔改造」そのもの。
魔改造戦車ではないメルカバが実は戦車が好きになったきっかけの車両だったりもするので、イスラエルの装甲車両は実は昔から縁があったのかもしれない。

で、今回調査の対象にしていたのは、アメリカのM48/M60をベースに魔改造したマガフ。
マガフの存在自体は十数年前から知っていて、砲塔に複合装甲を追加したマガフ7Cなんかはさすが魔改造の本場だなぁと思いながら写真を眺めていたこともある。
今回調査のきっかけになったマガフ6B ガル・バタシュは非公式な別名がマガフ7D、マガフ6は知っていたけど、ガル・バタシュはよく知らなかったので調べ直すと、いかにも魔改造戦車好きの琴線に触れる戦車であることがわかった。*2

で、マガフ6B ガル・バタシュは国内メーカーはまだ模型の製品化を行っていない。
調べてみると、韓国のアカデミーが製品化しているという。

……ん?アカデミー??
模型に疎い身でも聞いたことがあるぞ。タミヤの製品をコピーした製品があるとか。

でも裏を返せば、タミヤ製品をコピーしていたとして、タミヤがベースならブランク長過ぎかつスキルが低い私でも作りきれるのではないか。
パーツが細かすぎて制作を完遂することすらできないということはないのではないか。
いきなりイタレリやドラゴンモデルに手を出すのは無謀ってのはわかっているので、どうせスケールモデルに手を出すなら、タミヤのキットでリハビリをするのは必要かもしれない。

そんなこんな、あれやこれやと考えているうちに、気がついたらスケールモデル制作に向かって動き始めているのだった。

 

*1:おそらくタミヤMMシリーズの古い74式だと思う。

*2:ガルパン劇場版で西住流家元の部屋にガル・バタシュの模型が飾ってあると知ったときは笑った。