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日々徒然Highmount

Highmountが感じたこと、興味をもったこと、やってみたこと、ひたすら書き込んでみる。

ハイスクール・フリート第5話の違和感の正体を探ってみた。

先日、ハイスクール・フリート第5話に対してやや批判気味な感想を述べた。

highmount.hatenablog.jp

ネットで評判を見てみると、やはり日常パートと戦闘パートのメリハリのない転換にかなり批判が集まっているのと、第1話からの艦長の発言に対して、今回の行動に一貫性がないことに対する疑問がかなり噴出している模様。

ネガティブな感想の多くはこの二点に集約されると思うが、今回はそこ以外に感じた違和感の正体を探ってみることにする。
割と「ネタにマジレス」感に溢れると思うので、先にその点については断っておく。

 ・そもそも東舞校は何やってんだ。

東舞鶴男子海洋学校(東舞校)もやはり新入生の海洋演習を行っていると思われる。横須賀女子との合同演習だったのかは不明。
男子は潜水艦乗員とのことだが、第5話に登場した教員艦がいずれもあきづき型(水上艦)であるのは、対水上目標戦闘の訓練を目的にしているのではないか。
ひょっとすると、男子海洋学校の教員艦にも潜水艦があって、そうりゅう型やおやしお型が活躍しているのかもしれない。
武蔵の捜索を行っていたのは、横須賀女子もしくは海上安全整備局から近隣の艦隊にそういう要請もしくは命令が下っていたのかもしれない。

・航空機が発展していない世界なのに、なぜあきづき型が建造されるのか。

あきづき型は03中期防で整備された第二世代汎用護衛艦たかなみ型)にFCS-3AやOQS-XXを盛り込んだ発展型で、確かにイージス艦がBMDにおけるミサイル迎撃に専念した際、低空域の探知追尾能力が低下する恐れに対して、防空能力を補完し僚艦防空を担うという立ち位置にある。*1
しかし対潜戦闘ができないわけではなく、対潜戦闘能力としてはひゅうが型を踏襲した統合システム化が行われている。
平成26年度予算及び平成27年度予算でマルチスタティック能力付与のための改修予算がついていたりもするので、対潜能力は今後更に向上する。
この世界におけるあきづき型の存在意義として、航空機はない世界でも、第5話にも登場した飛行船型飛翔体は存在するし、ミサイルのような兵器は存在しているため、これらに対する対処、僚艦防空を想定したものであると考えられる。
また、この世界でのあきづき型は実は防空能力よりも、哨戒飛行船を使った対水上戦・対潜戦に特化したものなのかもしれない。*2

しかし、秋月型駆逐艦(航洋艦)が横須賀女子海洋学校に配備されていることから、防空艦という概念がこの世界にないとは、やはり言いがたいのかも。

・なぜ武蔵への攻撃に対艦ミサイルではなくアスロックを使うのか

攻撃の目的は、武蔵の砲撃を止めて乗員である生徒を保護することにある。
砲撃を止めるために穴を開けて傾斜させるという発言もあることから、戦闘能力を奪う=武蔵の破壊を目的としていないのは明白である。
あきづき型は90式艦対艦誘導弾を装備しており、次期艦対艦誘導弾も開発中。確かにその気になれば使えるのだろうが、主砲塔や艦上構造物を破壊すると生徒への損害が懸念されるため、選択されなかったと思われる。
垂直発射アスロック(VLA)を使用したのは、東舞校の生徒が乗っているのは潜水艦であるため、演習で使うため装備しているのは道理であり、一番搭載数に余裕があったため、とも考えられる。
本来対潜魚雷であるから、着水後は浅深度で着弾するよう目標入力を行っているのだろう。
そんなめんどいことをするなら普通に68式3連装短魚雷発射管に装填されている魚雷を使えばいいじゃないかと思うが、やはり前述の搭載数の問題なのかなと。あるいは破壊力がありすぎると判断されたか。

それはそうと、右舷雷撃で一時的に武蔵の船体を傾斜させたとはいえ、左舷注水ですぐに水平を回復してしまうんじゃないかと思うんだけど。

・武蔵の攻撃に対して東舞校艦隊の損害が少なすぎる?

まあ、一番違和感があるのはここだが、46cm砲の砲撃に対してあきづき型の損害が軽微に思われる。
武蔵も搭載しているのは演習弾で、言うほど破壊力がなかったのか……

・武蔵の砲塔転回が速すぎ!

うん、めちゃめちゃ速いよね。
もっとも、晴風に自動装填装置が搭載されていることからもわかるが、見た目は第二次大戦中の艦船であっても、少人数操艦が可能になっていたり、自動装填装置が搭載されていたりと中身は結構アップデートされているようだ。
この世界ではメタンハイドレートの採掘ができているような技術もあるので、ひょっとするとあのサイズに収まる、かなり強大なトルクを持つモーターが実用化されているのかもしれない。

・岬艦長があの位置にいて武蔵が主砲撃ってるのに、なぜ無事なの。

確か46cm砲を撃つ際は、事前に警報が鳴って、甲板上の乗組員に退避させてから撃つというプロセスを踏んでいたかと。その理由は、もちろん発砲時のものすごい爆風。
あの距離で主砲が発砲されているんだから、艦長のあの位置でも衝撃波の影響がないとは思えないのだが……スタッフがそこまで考慮していなかった可能性が高い。

 

……予想以上にツッコミどころあったな。

 

*1:こんごう型あたご型イージス艦が艦隊防空、あきづき型が僚艦防空という棲み分け。

*2:次期護衛艦の25DDはあきづき型をベースに対水上・対潜戦闘に比重を移す護衛艦となるので、あながち的はずれな解釈でもない。