日々徒然Highmount

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最後の昼ドラ、やっぱり色々とアレ感。

以前書き込んだ最後の昼ドラについて、結構アクセス数を稼いでいる様子。ちょっと驚き。

highmount.hatenablog.jp

先ほど検索キーワードを見てみると、枝川すみれ役の舞優の演技についてのものが多く、個人的には「あー、やっぱり言われるよね」と思わないではない。

過去に見たドラマではそこまで下手という印象は受けなかったので、今回は役柄との相性が極端に悪いのかなと思ったりする。

前回の記事でもネタにした「お嬢様言葉」が凄く言いづらそうだが、普通の会話ではまず使わないであろう言い回しが連発で、かなりそっちで神経を使っていそうに見えてしまう。
あの不自然な言い回しの連続は、渡る世間は鬼ばかりも真っ青だよなぁ。
同じことは母親の枝川まき(遠藤久美子)にも言えて、これまでのキャリアでなんとかそれっぽく収まってるように見えるけど、やはり言いにくそうだよなぁ。

舞優が殊更ひどく見えてしまうのは、もともとあまり滑舌が良くないのも影響しているのかもしれない。
滑舌が良かったら、もう少しそれっぽく聞こえるのかもしれないが、もともと言い難いセリフと滑舌の悪さを両方意識するが故に、たどたどしくなっているのかも……という印象。
しかしこれ、実は里子(サトエリ)の娘と明らかになった後に備えた布石で、演技が化けたら凄いよなぁという期待も持って、あまり気にせずに見るようにしている。

個人的には、むしろ春子のほうに違和感を覚えることも増えてきているわけだが。

話が進むと、過去の昼ドラからのクロスオーバーはなくなってしまって、割と狭い範囲での話の進行に終始してしまっている感じがする。
宮崎先生が実は父親の実子ではなかったというエピソードは唐突すぎるし、かなり無理やりねじ込んだ感じもする。
本人の折り合いの付け方もかなりあっさりとしていて、いくらなんでもリアリティに欠けるのでは?と思わずにはいられなかった。
窯入れの前にいきなりプロポーズして、結果グダグダとか、いじめかよ。

枝川剛太郎をロンドンに出張させて、なかなか帰ってこさせないのは、里子との再会に備えての演出であることはわかるし、来週以降はその流れになる気配を見せてはいるが、あまりにも引っ張りすぎている感じもある。
放送期間の尺を考えると、新・牡丹と薔薇のときのように、最後に馬鹿みたいに詰め込んで伏線もろくに回収せず、無理やりハッピーエンドにするんじゃないかと思わずにはいられない。

すみれのお点前の失敗をネチネチいじったり、窃盗をやらかすベンガルをはじめ、葉山一族のアレさ加減も尋常ではないが、なんかこう、思いついたことを整合性も考えずにポンポンねじ込んでるような脚本には違和感ばかりを感じるんだよなぁ。
子役も大人も、役者さんはしっかりやるべきことをやっているように思うけど、それを活かすはずの脚本が役者さんの演技を殺してしまっているように思われてならず、いろいろと残念に感じている。
昔の昼ドラは、いや比較的最近の作品でも、過去の作品はもっと脚本が練られていて、唐突な展開であってもちゃんとそれを回収して違和感を最小限に収めることができていたように思う。
役者さんの演技がもっと映える脚本、ツッコミどころはあってもそれをひっくるめて見終わった後に面白いと思える脚本が多かったと思う。
新・牡丹と薔薇でも同じことを言った気がするが、やはり脚本の劣化がひどすぎるし、こういう話しか紡げないのなら、昼ドラは終わって然るべきなのかもしれない。