日々徒然Highmount

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最後の昼ドラ「嵐の涙~私たちに明日はある~」がなかなかひどい……

先月まで放送されていた「新・牡丹と薔薇」がなかなか酷い感じで終わってガッカリさせられたあとを受けて始まった、「嵐の涙~私たちに明日はある~」が、正真正銘最後の昼ドラとして放送中である。

tokai-tv.com

予告映像で佐藤江梨子のお胸がすごい勢いで揺れているのが印象的ではあったが、あまり興味がなかったので見るつもりはなかったんだけど、番組予約が残っていた関係で、そのまま録画されていたので、つまんで見ている感じ。

第1話冒頭で「あかんたれ」の志垣太郎が自らあかんたれという言葉を使って出てきたあたりから、ああ、このドラマは過去の作品を色々と差し込んでくるつもりだな?というのは容易に想像できた。

遠藤久美子が準ヒロイン的な立ち位置で出演しているが、若いころのイメージとのギャップがものすごい役だと思う。
また、佐藤江梨子と相対する場面では「遠藤さん」*1と呼ぶたびに、いや遠藤さんはあなたですやん?と思ったり。
サトエリが時々相手のセリフに被せ気味で喋り始めたり、一気にまくし立てるように話すのは、里子のキャラクターとしてやっているのか、サトエリの演技力がアレすぎるのか判断に困るところではあるんだけど。
ところどころ、サトエリエンクミの会話が噛み合わないのを無理やり軌道修正するところは、そもそも脚本がアレなのだろうなと思うのが本音。

サトエリの生き別れた娘、今はエンクミの娘という複雑な経緯をたどっている枝川すみれ(石原春子)役の舞優の演技があまりにもたどたどしい。
本名で旧芸名の小西舞優という子役は結構前から知っていて、ここまで下手とは思っていなかっただけにかなり意外。
過去は昼ドラ「明日の光をつかめ」に出ていたり、最近だと日テレの「明日、ママがいない」の准主要キャスト、大河ドラマ軍師官兵衛」でも酒井若菜の娘役*2として出ていたのが記憶に新しい。
「わたくしはあなたを許さなくてよ!」と言い放つのを見て、どこの漫画だよ!とひっくり返ったのは、彼女のせいというよりも酷い脚本のせいだと思いたい。*3

更にひっくり返ったのが、「花嫁のれん」の、かぐらや大女将・神楽志乃(野際陽子)が登場し、サトエリが一時的にかぐらやの仲居として働いていたという設定が無理やり差し込まれていること。
今後もこの調子で無理やり過去作品群が差し込まれるんだろうなぁ……

これを最後の昼ドラと大々的に打ち出して、ドヤ顔で放送してしまうあたり、やはり昼ドラは終わるべくして終わるのだなと悲しい思いにさせられる。

 

【追記】関連記事

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*1:サトエリの役名、遠藤里子。

*2:上月景貞が討たれ、力が出家した後は黒田官兵衛に引き取られる。

*3:もういっそ金髪縦ロールにしろよと言いたくなるレベル。