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日々徒然Highmount

Highmountが感じたこと、興味をもったこと、やってみたこと、ひたすら書き込んでみる。

フィギュアスケート全日本選手権を見て。

ここ数年はフィギュアスケートをよく見るのだが、今回の全日本選手権の放送もある程度見ることが出来た。
これを書いているのはちょうど世界選手権に向けての代表選手の発表が行われているところなんだが、およそ順当な選出になったように思う。

男子は羽生結弦絶対王者っぷりが相変わらず。
他をぶっちぎる点数を出しながらも、それに満足せず失敗に本気で悔しがるのが彼の良さであり、彼の強さだと思う。
それにしても男子は羽生以外にも宇野昌磨無良崇人など、逸材揃いであるから、今後も楽しみが尽きないと思う。もちろん小塚崇彦の復調にも期待したい。

羽生結弦といえば、ジュニアからシニアに転向した直後の演技をたまたま見たことがあるが、正直言ってガタガタで、将来伸びていくことができるかなという不安を覚えたのを今でもはっきりと覚えている。
それが今や日本のトップスケーターにまでなったのだから、「この男、凄い」と本気で思っている。

さて、女子は短期的にはいろいろ不安だらけに思う。
10代の選手に今ではなく、数年後に期待を持たせる選手がたくさんいることに驚く。
子役タレントである本田望結の姉、本田真凛の演技をちゃんと見たのは初めてだったが、思っていた以上に表現力豊かであることには驚かされた。
まだ14歳であるから、これに身体能力が伴えば、まだまだ伸びるのではないかと期待させるには十分。
他にも今後数年にわたって成長を期待させる選手が何人もいることは、長期的に見た日本女子フィギュアにとっては救いだと思う。

一方で現役のトップを担う選手である。
兎角注目を集めるのは浅田真央であるが、個人的には彼女の今回の演技を見てがっかりしたというのが本音である。
技量的には何の不安もなかった。しかし傍から見ていて、強迫観念的に張り詰めてしまった雰囲気と表情が、スケートを本当に楽しめているのかと思わされる。
身体的・精神的な不調を乗り越え、今の状況を打破できるのかが彼女にとっての運命の分かれ道なのだろうが、少なくとも、今の彼女の演技にかつてのオーラは見えない。
と、厳しい言葉から始めたが、1年のブランクがあるのはよくも悪くも動かせない事実なのだから、もう少し気負うことなく滑って欲しかったと思うし、そうさせてやれない周りの環境にもどかしさも覚えるのだ。

村上佳菜子安藤美姫浅田真央のファンを抜け出せないのだろうなと思ってしまうし、彼女たちを超える気概というのを未だに感じることが出来ない。
浅田の離脱をもって、本来なら彼女が女子フィギュアを引っ張っていく存在になるはずだったのが、ついにそれを見ることなく浅田の復帰を迎えてしまった。
しかし昨年から課題のジャンプの回転不足を克服してきたところは大いに評価するし、今回のフリーで演技を間違ったときに見せた、思いっきりすっとぼけた表情を見ると、この人はこれでいいのかもしれないなと思わされはするのだけど。

本郷理華は去年までに比べると確かに変化した。しかし、もっとあの長い手足を活かしたダイナミックな演技を見たい。
今はまだそれを活かせるプログラムになっていないようにも思うのだが……頼むぞ鈴木明子!!*1

なんとなくすっきりしないものがあることにはあるが、次の世界選手権、そして来シーズンを見なければ、それに対する結論は出ないような気もする。

*1:鈴木明子は今回ショートプログラム演技の振付けを担当。