Xperiaアンバサダーミーティングに参加してきた。
11月19日、福岡で開催された「Xperiaアンバサダーミーティング」に参加してきた。
福岡では初開催とのことで、どうせ当選せんだろうと思いながら応募していて、すっかり忘れていたのだが、忘れた頃に当選の連絡。
あー……この時点で察するべきだったのかもしれない。
先に言っておく。
今回のイベント、大変残念ながら楽しいと思うことができなかった。
急な出張で県外まで行って、なんとか夕方に福岡に戻ってくることが出来たが、会場近くには結構早めに到着。
もともと知っている場所なので、迷うことなく……のはずが、地下道を通ってきたので、出入り口を間違って一度通り過ぎてしまったが。
しばらく喫茶店で時間を潰し、開場時間を見計らって会場入り。
会場入り直前とか、開場直後とかに、主催者と一部の参加者の距離感がおかしいと感じる場面がいくつかあった。
その時点ですごく嫌な予感。基本的に、内輪内輪したイベントって嫌いなのだ。
入り口で受付をすると、いきなり袋を渡される。
中身は今回貸与されるXperia Z5をはじめ貸与品一式。え、いきなり渡すの!?
てかこれ、参加者は全員無条件で貸与だったの??
正直、面食らったというか、慌てたというか。
今回貸与されたのはau版のゴールド。
色とキャリアは各人バラバラで、人によってはドコモ版やソフトバンク版を貸与されていた模様。
今回はau版が希望だったので、結果的に望み通りだったといえる。
フロストガラスのおかげもあって、一見しただけではキャリアの判別がつかない。
のちほどの製品紹介でも、表側にはキャリアロゴがないので、一見してキャリアの判別はできないという話が出ていた。
なお今回貸与されているのは開発機とのことで、ベンチマークアプリが動かない、一部アプリの動作に制限をかけているなどの制約があるとのこと。
純粋にユーザーとしてチェックしたいときにそれってどうなんだろう?と思わないではないが、製品版をわざわざ揃えるのも大変だろうから、そこはやむを得ないところか。
ゴールドというのはあまり好きな色ではないんだけど、フロストガラスのおかげでケバケバしさは薄いように思う。
ゴールドというか、色味は磨いた真鍮……って感じもするけども。
端末についてのレビューは、別のエントリーで。*1
軽食ありとのことだったが、思っていた以上に重いぞ。
食ってこなくて正解と思いつつ、いやいやここでこれは食えないだろと思ったり。
実際ゆっくり食える雰囲気でもなかったので、手を付けずに持ち帰ることになったが。*2
しっかしカネかけてるなぁ……
*3
開会までに少し時間があったので、展示物を見て回ったが、Z5シリーズ各機種の分解、だけでなく、Z4とZ5のヒートパイプの取り回しもわかりような展示。
後ろにはZ5シリーズ全機種全色と、SmartWatch3などのアクセサリー類などの展示。
PS4のコントローラーに端末を固定するマウンターを見て、PS4がちょっと欲しくなったり。
後述する「引っ掛かり」を度々覚えるなかで、製品紹介そのものは大変有意義で、これを聞くためだけであってもよかったなと思うところではある。
指紋認証センサーを搭載する電源ボタン。
周辺の削り出しにもこだわりがあるようで。
ヒートパイプの本数や配置を見直し、熱伝導樹脂を使用するなどして徹底的に発熱対策を行っている模様。
なお、ヘキサコア(Snapdragon 808)とオクタコア(Snapdragon 810)では発熱量としては大きな差が出るわけではないとのことで、発熱対策を施したうえで後者を選択しているとのこと。
Xperia Z4あたりはかなり発熱について言われている端末であるから、その点にかなり気を使っていることは伝わってきた。
DSEE HXはウォークマンにも搭載されている機能だが、今後Google Play Musicなどのストリーミング配信についても対応していくとのこと。
フロントスピーカーを搭載することで、動画再生時の音質にもこだわっている。
また、Z4からヘッドホンのインピーダンス測定を行い、自動的に最適化を行う機能を搭載しており、Z5でも搭載しているとのこと。
そのほか、ノイズキャンセリングイヤホンを使用したバイノーラル録音にも引き続き対応。
ノイズキャンセリングイヤホンは、処理を自前で行わず電源を端末側から供給するタイプ(自分で電源を持っていないタイプ)であれば、ソニー製に限らず他社製品でも使用可能であるとのこと。
ノイズキャンセリング処理は端末側で行っているとのこと。
オートフォーカスの比較画像は大変わかり易く、興味をそそられるものだった。
またこれ以外にも手ぶれ補正の実際の映像などは、面白いぐらい補正が効いていて、普段あまり動画に興味が無い私もこれで動画を撮ってみたいと思うほどであった。
Z5 Premiumを何人かが触ったあと。
鏡面はこうなるからなぁ……と思わずにはいられない。
まあ、指紋が目立つのはピアノブラックでも同じなんだろうけど。
さて、開会前に周囲を見て回ってる間に気づいたのが、抽選で選ばれたはずの参加者同士が妙にお友達感を出しまくっていることや、明らかに九州外、というか関東方面から来ている人が何人もいるということ。
そして、ブロガーイベントであるはずなのに、ライターが混じっていることにも早々に気付かされた。
ライターはブロガーイベントに来るなと言うつもりはなくて、むしろライターの視点からこういうイベントをどんどん取材して紹介して欲しいと思っているのだが、ブロガー枠として参加していることには些か以上に疑問を禁じ得ない。
プレス枠ということで別個に切り離して、その分ブロガー枠を地元のブロガーに与えて欲しいものである。*4
正直、九州の外の参加者が多いような状態で、福岡初開催とか言われても、なんか釈然としないものを覚えるのだが。
なんかもうこの時点でげんなり。
開会したらしたで、明らかに主催者側と一部の参加者の距離が近しすぎるのがわかるやり取りがいくつもあったし、進行自体もイベントの進め方を知っている人がいることを前提に進められていたように感じる。
主催者側にすれば今回もいつものイベントに過ぎないだろうし、顔馴染みもいるんだろうが、知ってる人ありきでイベントを進めるのは本当にやめてほしいよね。
そういうのがありありとわかってしまう時点で、イベントが楽しくなくなってしまう。
それと司会者がちょいちょい問題発言を挟んでくるのが引っかかった。
話を面白くしようとわざとぶっ込んでいるんだろうが、自分の優位性を示そうとするときに他者を貶めるようなやり方は最も愚であると思う。
今回も折角比較映像ではどこの製品と明示していないものを、わざわざどの製品なのか明らかにしたりするなど、いやらしいと感じる発言が散見された。*5
一応メーカーの宣伝担当って肩書で来られてるんだからさぁ。個人間の雑談でぶっ込むのまでは止めないけど、イベントとしてパブリックな発言はそれなりに気を使いましょうよ。ソニーモバイルコミュニケーションズというメーカーさんの品位を疑いますよ。
Twitterに流されて云々なんて言っちゃう時点で、完全に不適当な発言をしているということでしょうよ。
タッチアンドトライの時間は何のタッチアンドトライなのか正直全然わからなくて時間を持て余した感じ。
この頃にはイライラが結構ピークに来ていたので、ほとんど何もせず。
貸与品のZ5についても、今ではなく後ほどゆっくり触りたいと思っていたのもあったし。
正直、ブロガーイベントとしてこのクオリティの商品説明をやったのはちょっと勿体無い気がする。
もっと一般の人が目にできる形で、今回の製品紹介が行われたほうがよっぽどマーケティング上はプラスなんじゃ?と思ったほどだったり。
その一方で、内輪感全開なイベント進行とのアンバランスさは、どこに向けてこの情報を発信したいんだろうなという疑問しか感じなかった。
イベントとしては残念感を覚えることのほうが多かった、というよりもほぼ全体的に残念なイベントだったが、Z5は12月上旬まで借用することになるので、端末のレビューそのものはあまり偏見を持たずに行いたいと思う。
イベントについて率直な感想を、とのことだったので、率直に不愉快な思いをして帰ったということを以上の通り述べさせてもらった。
折角これだけのリソースをかけてるのに……勿体無いなぁ。